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2010年2月6日土曜日

朝青龍引退

朝青龍の引退は突然だったが、ある程度予想はされていたと思う。

本人への批判、協会への批判と、世論は様々に渦巻いているようだが、大方の意見は、この結果もやむを得ないという雰囲気になっているようだ。

俺は朝青龍が好きだった。白鵬の次に好きだった。彼の相撲にどれほど興奮したことか。

この結末は、俺にとって非常に後味が悪い。協会は彼を野放しにしてきたのだから、最後まで放っておいてほしかった。彼の無法ぶりを、ぼろぼろになるまで見ていたかった。そして最後に解雇という形になっても、この曖昧模糊とした決着よりも、遥かにドラマチックではないか。彼は日本的な小さな枠には、決して収まらない。そしてそうした彼の姿に勇気づけられる人も多かったろうに。
世界の大半を征服したモンゴル人も、日本人の島国根性、村社会のイジメ体質には勝てなかったということか。イラクでの人質、ホリエモンなどなど、この国で繰り返されてきた社会的リンチは、今回もまた日本に大きな財産を失わせてしまった。

2009年1月11日日曜日

朝青龍復活?

テレビをつけたときは遅かった。
すでに朝青龍の取組みは終わっていた。
しかし勝ち残りで土俵下に座る朝青龍の、安堵と満足の表情を浮かべて腕組みして座る姿を見て、ほっとした。ああ勝ったんだ、よかったなあ。
初場所初日、三場所連続休場後の進退のかかった場所で相手は稀勢の里。それまでの稽古の様子から、負けてもおかしくない一番だ。それでもやっぱり横綱は強かったということか。
単純に嬉しかった。やっぱり朝青龍がいなければ今の大相撲はおもしろくない。

放送終了間際に取組みのリプレイをやってくれた。力強く土俵の端から端まで寄っていく姿は全盛期に見劣りしない。
でも、ほぼ勝負が決まっているのに最後の左の張り手は余計だったな。

2008年11月23日日曜日

九州場所千秋楽

九州場所の千秋楽は、白鵬と安馬の優勝決定戦となった。

本割で先に把瑠都を破った安馬は、落ち着いて見えた。
13勝を挙げ、しかも横綱を破ってのこの成績で大関を確実にして、そのうえ優勝を望むなど、考えられなかったのかもしれない。もう充分だという顔に見えた。
一方の白鵬は目の前で安馬の勝利を見て、緊張の度合いがさらに高まったようで、小さな目が落ち着きなく左右に動いていた。12日目で安馬に負けているだけに、二度も負けることは横綱として許されない。極度のプレッシャーを感じていることは想像に難くない。
それでも琴光喜を難なく料理して、いよいよ優勝決定戦。
入場する二人は、ついさっきの二人の表情をちょうど入れ替えたようだった。
緊張で顔がこわばってきた安馬と、逆に落ち着きを取り戻した白鵬。

この一番は、今年の取り組みのベストだと言ってもいい。
安馬のスピードを封じたものの、がっぷり組んでからも苦戦する白鵬。吊ったり巻き替えたり、粘る安馬に苦労していた。そして首根っこを押さえつけながらの豪快な上手投げ。安堵と疲労がどっと来た白鵬は、勝ち名乗りを受ける間も、膝に手をついていた。安馬も良くやった。白鵬を脅かすのはもう朝青龍ではない、君しかいない。

しかしさすがは白鵬。インタビューでシャイな面を見せながらも、相撲界の顔としての責任感を一身に背負う、まさしく君は大横綱だ。